黄泉の国「隠国(こもりく)」と地の果て「隈野(くまの)」が地名の由来と伝えられる熊野。
現世の苦しみからの救済を求め、古来より多くの人が聖地熊野本宮大社を目指しました。
苔むした石段といにしえの道 熊野古道を歩いてみませんか?
熊野三山は、「熊野参詣道(中辺路)」で結ばれている、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社と青岸渡寺、補陀洛山寺の2つの寺院によって構成されます。
これら3つの神社は、それぞれ別々の自然崇拝に起源しているのですが、神仏習合の影響を受けて熊野三所権現として信仰されるようになり、これらを巡礼する「熊野詣で」の目的地として古代から繁栄してきました。
中辺路の南に位置するわたらせ温泉から熊野本宮大社までは、車で約10分、歩いても約1時間と、熊野散策に好アクセスです。
体力、経験に合わせたモデルコースをご案内しますので、お気軽にお問い合わせください。
発心門・伏拝王子・三軒茶屋の3コースは初心者でも手軽に歩ける熊野古道ウォークです(他のコースは比較的アップダウンが険しくなります)。
所要時間も2時間から30分と体験しやすく、紅葉や野生の「りんどう」、本宮町の町の花でもある「ささゆり」の群生など、四季や天候により同じコースでも違う顔を見せてくれます。
なお、大露天風呂横の売店では、紀州名物のめはり寿司などを販売しています。散策のお供にいかがでしょう。
また、熊野古道を歩く際「語り部」を手配し同行しますと、より一層熊野古道を楽しんでいただけます。(予約は観光協会が窓口で、有料となります)
※ 右記以外にも体力、目的に合わせた散策コースを用意しております。
※ 当館からスタート地点、ゴール地点から当館までの無料送迎を承っております。
発心門王子は熊野九十九王子の中でも最も格式の高い五体王子のひとつに数えられていました。
「発心門」とは、仏の道に帰依する心を発する入り口(門) という意味で、ここからが熊野本宮大社の神域とされていました。
発心門王子のバス停から、約50m奥にあります。
発心門王子から約30分。水呑王子は廃校になった小学校の隣にあります。
ここから古道らしい地道に入っていきます。道も広く、快適なウォークが楽しめます。
中辺路を辿った参詣者が、ここで初めて熊野本宮大社を見ることになるため、伏して拝んだことから「伏拝王子」となったと伝えられています。
現在も山の間から、旧社地「大斎原」を望むことができます。
伏拝王子前には、NHKの朝ドラ「ほんまもん」のロケ地になった美しい茶畑があります。
伏拝王子から約20分、舗装路にかかる小橋を渡れば「三軒茶屋跡」です。熊野古道小辺路との合流点でもあります。ここには関所があったと伝えられています。
三軒茶屋からは道幅の広い古道で、古い石畳や石段も残り、大社が近くなってきた雰囲気が感じられます。
濡れている日は特に滑らないように注意して下さい。
熊野三所権現の信仰の地として、宇多法皇の御世から上皇や女院などの参拝が百数十回にもおよび、 その様子は蟻の熊野詣にたとえられるほど熊野へ参拝する人はあとをたたなかったと言われます。
この熊野本宮大社は、平成7年には社殿が国の重要文化財に指定されました。
紀伊山地の北部から熊野灘へ流れ込む熊野川は、熊野本宮大社から熊野速玉大社への交通手段として利用されました。
熊野古道「川の参詣道」として世界遺産にも登録されています。
熊野三山のひとつとして全国に祀る数千社の熊野神社の総本宮です。
御祭神は、熊野速玉大神(いざなぎのみこと)・熊野夫須美大神(いざなみのみこと)を主神に、 十二柱の神々を祀り上げ新宮十二社大権現として全国から崇敬を集めています。
神倉神社は、熊野大神が熊野三山として祀られる以前に一番最初に降臨された聖地です。天ノ磐盾という峻崖の上にあり、熊野古道中の古道といわれる五百数十段の仰ぎ見るような自然石の石段を登りつめた所に御神体のゴトビキ岩があります。
西国三十三ヶ所第一番札所、青岸渡寺は、インドから熊野に流れ着いた裸形上人が那智の滝壺から見つけた観音像を安置したのが起こりとされています。
桃山時代の特徴を色濃す本堂は、天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したものです。本堂後方には朱色が美しい三重塔があり、那智の滝との調和が、訪れる人の目を惹きつけます。
熊野とは神々の鎮まります「神の野」であり、神聖なる処であると考えられてまいりました。
那智山の信仰はこの神倭磐余彦命が那智御瀧を神として奉祀されたのに起因します。
以来この御瀧そのものを「大己貴命」として、また「水は生命の母」として崇め尊んでいます。
那智大滝は二の瀧、三の瀧を含めて国指定名勝です。御瀧水は"日本名水百選"に、その麗しき御瀧の水の落ちる音は"音のある風景百選"に選ばれています。
水量は毎秒1トン程で、御瀧の上にかかる注連縄は年2度、神職によって張替えられています。那智山山中には"那智四十八瀧"があります。
雲の中を行くような峠が名の由来の「大雲取越」は、15kmもの山越えがある上級者コースですが、「楠の久保旅籠跡」「円座石」など、かつて辺路の旅人をもてなした名残を見ることができます。
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三山を一日でまわっていただけるコースです。昼食がつきます。
最大3日間、熊野の観光地を含む区間内の乗り降りが自由な「フリーきっぷ」です。世界遺産 熊野三山や熊野古道の散策に大変便利です。
高野山と本宮大社を結ぶ、高野山、熊野三山巡りに便利なバスです。毎日1便、土日祝日は2便運行しています。
隣県が紀伊山地をまたぎ、高野山、熊野などの主要観光地が山間部にある和歌山では、バスが交通網の要として活躍しています。
高野山から熊野本宮大社までを結ぶ龍神バスの「聖地巡礼バス」日本一長い路線バス、奈良交通の「八木新宮線」など、ユニークな路線が数多くあります。
熊野三山を結ぶ路線が最大3日間乗降放題の熊野御坊南海バス「悠遊フリー乗車券」キップで、わたらせ温泉を拠点に熊野観光を堪能されるのもおすすめです。
ここでは、渡瀬温泉バス停から乗降できる、熊野周辺の観光に便利な観光、路線バスを紹介いたします。
当館の植栽や遊歩道には、八重桜、ソメイヨシノなど数種類の桜の木が植えられています。種類によって少しづつ開花時期が異なり、長く花見を楽しめます。
当館より車で10分の場所に蛍の群舞スポットがあります。シーズン中は無料の見学ツアーを毎夜開催しています。
詳しくはフロントにお問い合わせください。
露天風呂から、お部屋から、遊歩道から・・・ふと見上げた夜空に横たわる天の川。
山に囲まれたわたらせ温泉は、星空の美しさもみどころのひとつです。
熊野速玉大社付近の熊野川河川敷で熊野徐福万燈祭(新宮花火大会)、那智海水浴場で那智勝浦町花火大会などが開催されます。
日本一大きな村十津川村は、96%が山林の緑豊かな村です。日本一の吊り橋に滝、野猿、史跡めぐりなど山里ならではのアクティビティが存分に味わえます。
吉野熊野国立公園に位置する全長31kmにもおよぶ風光明媚な溪谷です。中でも下瀞は巨岩・奇石で形成される景観が見事で、「瀞八丁」と称されています。
林業が盛んな北山村では、かつて木材を搬出する手段として切り出した丸太を筏にして運搬していました。
筏下りはこの伝統文化を観光資源として活用したダイナミックなアトラクションです。
開催期間:5~9月・要予約
和歌山県は、利便性や安全性を備えたサイクリングロードの整備を進めています。
サイクリストのみなさまに安心・快適に滞在していただくための設備、サービスを取り揃えております。
また、サイクリング車を無料貸し出ししております。是非観光にお役立てください。